Googleビジネスプロフィール(GBP)の投稿(最新情報の投稿)をしたあと、「この投稿、実際に何人に見られたんだろう」と気になったことはないでしょうか。2026年9月上旬にGoogleが投稿ごとの閲覧数を管理画面に戻すと発表しました。筆者が管理しているプロフィールでも、日本語の管理画面で数字が出てきているのを確認できています。
この投稿における閲覧数は2023年頃までは確か管理画面でも確認できていた数字ですが、当時は閲覧数に加えてクリック数も確認ができていました。これが3年ぶりくらいに復活したことになります。この記事では、公式発表の内容と、実際の画面で確認できたこと、この数字を読むときの注意点をまとめます。なお、便利な機能である一方、この「閲覧数:views」が何を数えているのかは公式に定義されていません。
発表の中身:投稿ごとの閲覧数が管理画面に
出どころは、2026年9月版の Google Small Business Bulletin です。Googleがほぼ毎月出しているニュースレターです。9月10日付の回で、冒頭の案内は「we’re unpacking one of our most requested features yet, Google Post view counts(これまでで最もリクエストの多かった機能のひとつ、投稿の閲覧数を取り上げます)」。本文では「we’re introducing Google Posts Reporting directly inside your Google Business Profile dashboard(ビジネスプロフィールのダッシュボード内に、投稿のレポートを導入します)」と説明されています。

記載されている内容は、次の3点です。
- 過去18か月・ローリング形式でパフォーマンスの確認が可能(Rolling 18-Month Insights):過去18か月に公開した投稿のパフォーマンスを確認できる。期間は都度ずれていく(ローリング)形。
- すべての投稿タイプが対象(All Post Types Included):最新情報・特典・イベントのいずれも対象。
- 検索とマップの合算での数値表示(Cross-Platform Reach):Google検索とGoogleマップの両方の閲覧数を合計した数値が出る。
確認の手順は、ログインしてダッシュボードのメニューから「投稿」を選び、各投稿カードの閲覧数を見る、という3ステップで案内されています。
末尾には「Note: Currently rolling out globally, not yet available in the API」という注記が付いており、グローバルに展開中であることと、APIではまだ提供されていないことの2点が語られています。
なお、投稿まわりの機能追加は、このニュースレターで案内されることが増えています。2026年4月には、特典とイベントの投稿に限って使える「繰り返し投稿」が同じニュースレターで案内されました(繰り返し投稿の検証記事)。
実際の管理画面で確認したこと
筆者が管理しているプロフィールで、2026年9月時点の画面を見てみました。プロフィールの「投稿」から一覧を開くと、サムネイルと公開日が並ぶ画面が出ます。ここで、公開日の下に数字が追加されていました。

確認できたのは、次のような点です。
表示は「views」と英語のまま。 日本語の管理画面ですが「閲覧数」とは訳されておらず、「1067 views」のように英語表記で、3桁区切りのカンマも入っていません。新しい機能でよくある、翻訳が追いついていない状態と考えられます。
公式のスクリーンショットとは数字の書き方が違う。 ニュースレターに載っている「All posts」画面の例では、「Published 3 weeks ago」の下に 1.7K views と、1,000を超える数が丸めて表示されています。一方、筆者の画面では1,000を超えていても「1067 views」と実数のままでした。言語による違いなのか、画面や数値の大きさで切り替わるのかまでは分かりません。
昨年公開した投稿にも数字が出ている。 「公開日: 昨年」と表示される古い投稿にも、5803 views、3172 views のように閲覧数が付いていました。過去18か月という仕様と矛盾しません。

数字が出ていない投稿は、一覧の上端と下端にある。 まず新しいほうの端で、「公開日: 4日前」の投稿には閲覧数が表示されておらず、「先週」「2週間前」の投稿には出ていました。反映に時間がかかる可能性はありますが、更新頻度について公式の記載はないため断定はできません。なお、Googleが2026年7月のニュースレターで先に案内した写真・動画の閲覧数には「リアルタイムには更新されない」という注記が付いています。投稿も同じ作りである可能性はありますが、投稿について明記されているわけではありません。
そして古いほうの端でも、同じことが起きています。一覧を下までたどると、「公開日: 昨年」の投稿のうち、ある行から下には閲覧数がまったく付いていませんでした。数字が出ている最後のあたりはホワイトデー(3月14日)や3月をうたう投稿で、数字が消えるのはその下、2月ごろの内容の投稿からです。投稿の文面からの推測ではありますが、過去18か月より前の投稿には数字が出ない、つまり仕様どおりに打ち切られていると読めます。

3年半前に廃止された指標が戻ってきた
投稿の閲覧数は、もともとGBPにありました。Googleの開発者向けドキュメントにある廃止スケジュールを見ると、次の2つの指標が並んでいます。
LOCAL_POST_VIEWS_SEARCH(投稿の閲覧数):サポート終了 2022年11月21日/廃止 2023年2月20日/代替なしLOCAL_POST_ACTIONS_CALL_TO_ACTION(投稿のボタンのクリック数):サポート終了 2022年11月21日/廃止 2023年2月20日/代替なし
インサイトからパフォーマンスへの移行にともなって、投稿の閲覧数もボタンのクリック数も、代替を用意されないまま消えたわけです。
なお、この2つの日付は開発者向けドキュメントに載っているAPIの指標としての廃止日です。管理画面から表示が消えた日そのものが公式に記載されているわけではない点は、念のため補足しておきます。
ここで押さえておきたいのは、今回戻ってきたのは閲覧数だけで、ボタンのクリック数は戻っていないという点です。9月のニュースレターにクリック数の記載はありません。「詳細」「オンライン注文」といったCTAボタンがどれだけ押されたかは、引き続き管理画面からは分かりません。リンク先の計測は、UTMパラメータを付けてGA側で見るという従来のやり方が変わらず必要になります。クリック数が今後戻る予定についても、ニュースレターに記載はありません。
この「views」が何を数えているかは、公式に書かれていない
GBPのプロフィールの閲覧数には、公式ヘルプに明確な定義があります。「ユーザーは 1 日 1 回のみカウントされます。同じ日に複数回アクセスした場合でも、1 回としてカウントされます」という記載です。7月に案内された写真・動画の閲覧数も、ニュースレターに「total, unique views(合計のユニーク閲覧数)」と書かれており、重複を除いた数だと分かります。
ところが、投稿の閲覧数については、この定義がどこにも見当たりません。 9月のニュースレターの表現は「how many times local customers viewed your posts(地域のお客様があなたの投稿を何回見たか)」というもので、同じ人が複数回見たときに1回として数えるのか、表示されるたびに数えるのかが読み取れません。執筆時点(2026年9月)で確認したかぎり、投稿のヘルプページにも、パフォーマンス指標を説明するヘルプページにも、投稿ごとの閲覧数に関する記載はありませんでした。
したがって、投稿の「views」を、プロフィールの閲覧数と同じものとして、他のパフォーマンス数値との組み合わせで比率を出したりしないほうが安全です。定義が違う可能性がある数字の計算を行うと、意味のない指標ができあがってしまいますからね。
数字の読み方:投稿どうしの比較に使う
定義が不明でも、使い道がないわけではありません。同じ指標どうしであれば、投稿間の相対的な比較には使えます。ニュースレターの説明も「taking the guesswork out of which offers and updates resonate best with your audience(どの特典・更新が一番響いているかを、当てずっぽうで決めずに済むようにする)」というもので、Google側も投稿どうしの比較に使う想定で書いています。
ただし、次の3点は意識しておきたいところです。
古い投稿ほど数字が大きくなりやすい。ただし経過時間だけでは決まらない
筆者が確認したプロフィールでは、昨年公開した投稿に4桁(5803、3172、2221など)が並ぶ一方、直近数週間の投稿は2桁(42、17、70など)でした。公開日を指定して期間を絞る操作は見当たらないため、公開からの累計と考えるのが自然です。そうなると、先月の投稿と昨年の投稿を並べて「昨年のほうが反応が良かった」と読むのは誤りになります。比べるなら、公開からの経過期間がそろっている投稿どうしで見るのが筋です。
ただし、経過時間だけで決まるわけでもありません。同じ「公開日: 昨年」の中に、102 views や 52 views といった投稿も混ざっていました。先月の投稿の98 viewsと、ほぼ変わらない水準です。古い投稿が一律に伸びているのではなく、伸びた投稿と伸びなかった投稿の差のほうが大きいと見ておくほうが、実態に近そうです。累計かどうかも公式には書かれていないため、ここは画面から読み取れる範囲の推測になります。
この2点をふまえると、公開から2週間程度の「初速」で比べる見方がオススメです。画面には期間を区切る操作がないため、投稿ごとに、公開からおよそ2週間たった時点の数字を控えておき、その数字どうしを並べます。経過期間をそろえたうえで比べるので、伸びた投稿と伸びなかった投稿の差がそのまま見えてきます。公開直後は数字が出ていないこともあるため(先述のとおり、4日前の投稿には表示がありませんでした)、少し間をおいてから記録するほうが確実です。なお、これはGoogleが推奨している方法ではなく、執筆時点の画面の仕様をふまえた筆者なりのオススメの使い方です。
検索とマップは分けられない
ニュースレターに「aggregated views(合算した閲覧数)」と明記されているとおり、検索経由とマップ経由は1つの数字にまとまっています。「マップでの露出が落ちたのか、検索なのか」という切り分けは、この数字ではできません。プロフィール全体のパフォーマンスであればGoogle検索とGoogleマップを分けて見られますので、面ごとの動きはそちらで確認することになります。
APIでは取れないので、一括管理ツールには出ない
「not yet available in the API」と書かれているとおり、外部ツール経由では取得できません。複数店舗をまとめて見ている場合、当面は店舗ごとに管理画面を開いて確認するしかない、ということになります。多店舗の運用では、ここが地味に効いてくる部分です。
現時点で分かっていないこと
執筆時点(2026年9月)で、公式の記載から読み取れなかった点を挙げておきます。
- 閲覧数の定義(ユニークユーザー基準か、表示のたびに数える延べ回数か)
- 数字が反映されるまでの時間(直近の投稿に数字が出ないのは反映待ちなのか)
- 累計なのか、何らかの期間で区切られているのか
- 18か月の境目が、投稿の公開日のどの時点で切られているのか
まとめ
- 2026年9月10日のGoogle Small Business Bulletinで、投稿ごとの閲覧数を管理画面に表示することが案内された
- 対象は過去18か月に公開した投稿で、最新情報・特典・イベントのすべての投稿タイプ。Google検索とGoogleマップの合算値が出る
- APIでは2023年2月20日に代替なしで廃止された指標が、管理画面に戻ってきた形。ただし戻ったのは閲覧数だけで、ボタンのクリック数は戻っていない
- この「views」が何を数えているのかは公式に定義がない。 プロフィールの閲覧数(1日1回カウント)と同じものとして扱わない
- グローバルに展開中で、APIでは未提供。多店舗はプロフィールごとに管理画面で見る必要がある
まずは自社のプロフィールで「投稿」を開いて、数字が出ているか見てみてください。出ているようであれば、公開からの経過期間がそろっている投稿どうしを並べて、どの内容が見られているのかを眺めるところから始めるのがオススメです。
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