現在、動画の録画でGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認を失敗した際に、動画に具体的にどういった要件が不足しているのかを指摘してくれるようになっています。
以前Googleビジネスプロフィールで「動画の録画によるオーナー確認時のエラー」が表示されるようになったという記事を書いた際に指摘していたものですが、この不足部分の指摘に行き着きくまでのボタンの表示に激しい誤訳がありました。
以前の表現は誤訳だった
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これが以前Googleビジネスプロフィールで表示されていた表現ですが、動画によるオーナー確認の問題点を確認するためのボタン部分がクチコミに関する問題という表現になっていました。この問題については、私を含めたGoogleビジネスプロフィールのプロダクトエキスパートからGoogleに対して、「ひどい誤訳で事業者の混乱を招くため、早急に表現を変えて欲しい」と、昨年11月から声を挙げていました。
ただ、一向に変わる気配が見られず、私個人も別の経路からGoogleに対してこの問題を伝えていたという状況でした。
2025年1月17日に表現の変更を確認
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そして、1月に入りGoogleの方からご連絡をいただき、確認したところ誤訳だったものが正しく修正され問題を確認という表現に変わっていました。これなら、Googleビジネスプロフィールを利用している一般の事業者の方が見た際に混乱しない表現になったと思います。
そもそもなぜこうなってしまうのか?
元はと言えばGoogleビジネスプロフィールに限らず、各種のGoogleプロダクトについて、最初から正しい翻訳で日本に新機能なりが降りてくるべきなんですが、英語から各国の言語に翻訳を行う際に、どうもネイティブチェックが入っていないような気がしています。(※私個人の推測です。)
少なくとも各プロダクトについてある程度知見があるGoogle内部の誰かしらがネイティブチェックを行えば済む話だと思っていますが、各言語への翻訳についてはGoogleの各国担当者が行っているとは思えません。このあたりは内部事情もあるのでしょうから不明ではありますが、米国内で翻訳をしているのだとしたら、妙な表現になるのも納得と言えば納得です。
余談
なお、Googleの各プロダクトの翻訳が怪しいのは、今回のようなプロダクト自体やプロダクトに関連する画面表示のみならず、ヘルプにおいても日本語訳が怪しいものが多々あります。原文である英語で語られているニュアンスが省略されている箇所もあるので、日本語ヘルプを読んでいた「ん?何を言っているんだ?」となった際は、英語の原文でヘルプを読み込むことをオススメします。