
Googleビジネスプロフィールの投稿機能が少しアップデートされ、1店舗で投稿した投稿内容を管理している別店舗にコピーして投稿できる機能が追加されました。2025年10月16日時点で日本においても実装を確認したこの機能について解説します。日本においては言語を英語にしないと使用ができない点と、アカウントによっては実装されていないことに注意が必要です。
なお、いつものことですが、こうした新機能は本格的に全アカウントに実装されるパターンと、実装されず知らぬ間に使えなくなる2パターンがあります。今回の機能が日本語環境でも使えるようになるかもしれませんし、英語環境のみでの実装となるかもしれませんし、最終的には本格実装されないかもしれませんので、その点はご承知おきください。
ビジネスプロフィールの投稿を別店舗にも投稿できるようになった
ビジネスプロフィールの投稿機能は該当の店舗に最新情報を投稿する仕様でしたし、それは今後も変わりません。ただ今回実装された機能によって、投稿した内容を管理している別の店舗(基本的には同一系列の店舗を想定していると思われます)にコピーして投稿することができるようになりました。
おそらくは同一ブランドの店舗に一括して投稿する場面を想定していると考えられますが、1アカウントで複数ブランドを合計で数十店舗以上保持していたりすると、投稿をコピーする店舗の選択が非常に面倒です。こうしたことから、おそらくは最大でも数十店舗規模のブランドで使うことを想定された機能で、数百、数千店舗を管理している事業者の場合、この機能は使いやすいとは言えません。
投稿のコピー機能の使い方


通常の投稿画面から投稿の追加ボタンをクリックし投稿を行います。この段階においては1店舗ごとの投稿作業を行う作業と全く同じです。

投稿が完了すると、その後の画面にCopy postという画面が表示され、他に管理しているビジネスプロフィールに投稿をコピーするかスキップするかの選択肢が現れます。なお、投稿をコピーするビジネスプロフィールはセレクトボックスで選択ができ、一括選択も可能です。

投稿のコピーが完了すると過去の投稿の一覧画面に遷移し、画面下に投稿が別店舗にコピーされた旨が表示されます。この画面で別店舗に投稿された投稿内容は確認できず、基本的に別店舗の投稿は別店舗の管理画面から確認する必要があります。
投稿のコピー機能の注意点
手元で使ってみたところ、コピーした投稿は即時反映されており、特に見分けがつくような投稿のされ方にはなっていませんでした。(当然といえばそうですが)機能として便利ではあるものの、使い方には一定の注意が必要です。
該当の投稿が表示されても違和感がない店舗にコピーを行う
投稿のコピー機能で投稿した投稿はオリジナル投稿と全く同じものです。Googleから現時点ではヘルプにおいて言及がありませんが、本来的にはチェーン店やグループ店など、同一のブランド店舗において投稿のコピー機能を使うべきでしょう。
例えばラーメン店Aで「新メニューのお知らせ」を投稿したとして、その投稿を管理権限がある居酒屋Bに宣伝目的で投稿することはオススメしません。機能としては可能ですが、関係がない投稿を関係がない店舗で行うことは関連性のないコンテンツと判断され、投稿が非表示となったりビジネスプロフィールの使用制限を受ける可能性もあります。
投稿をコピーする際に間違った拠点にコピーしないようにする
ビジネスプロフィールの投稿を別店舗にコピーする際、ビジネスグループに入っている店舗を選ぶなどはできません。管理下にあるすべてのビジネスから1店舗ずつ選択するか、一括選択するかの2択となりますので、1店舗ずつ選ぶ際に間違った店舗に投稿をコピーしないよう注意が必要です。
なお、繰り返しになりますが投稿のコピー後に投稿がコピーされた拠点の店舗名などは表示されませんので、その点でも操作には注意が必要そうです。
ビジネスプロフィールに追加される一括管理機能の今後
ビジネスプロフィールマネージャーに複数店舗のクチコミを1画面で確認できる機能も一昔はありませんでしたし、直近では個別のビジネスプロフィールから管理しているビジネスプロフィールの一覧を確認できるボタン「Profiles」も追加されました。

今回追加された投稿のコピー機能もそうですが、一括で複数店舗に対してアクションを行う機能は、今後も増えていきそうですね。
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