Googleビジネスプロフィールの利用を開始する際、新規登録して利用を開始する場合、マップや検索にすでに存在する自身のお店の管理を開始する場合の2通りがあります。後者の場合はオーナーとして適切な基本情報(店名、住所、電話番号、営業時間)の設定に加えてカテゴリの設定をし直す場合があります。

このカテゴリーの変更(変更や追加)が原因でGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認が再度発生する可能性がありますので、注意喚起としてこの内容を記事にしておきます。

カテゴリー変更でオーナー確認が再度必要になる

Googleビジネスプロフィールのカテゴリーを変更(変更や追加)したことでビジネスプロフィールのオーナー確認が再度必要になる挙動は、2025年に入ってからも目にしていますが、2024年から存在していた認識です。ただし、後述するお店に関連しないカテゴリーを設定した場合については、この問題が発生するのはむしろ自然な挙動と言えます。

今回注意喚起として取り上げるのは、お店に関連するカテゴリーをメインカテゴリに設定したり、サブカテゴリーに追加する際に発生する問題となります。

1. お店に関連するカテゴリーを設定してこの問題が発生するケース

この問題は基本的にはマップや検索に登録されている自身のお店をGoogleビジネスプロフィールで新規で管理する場合に発生することが多いですが、Googleビジネスプロフィール自体は利用しているが、各種情報の追加、編集は初めてというケースでも発生します。

具体的にはメインカテゴリー「レストラン」となっていた居酒屋のメインカテゴリーを「居酒屋」に変更する。もしくはメインカテゴリー「焼肉店」となっていたお店のサブカテゴリーに「ホルモン焼肉店」を追加するなど、一見して何も問題がない設定の時に、オーナー確認が再度必要となるケースが稀にあります。また、飲食店に限らず小売店でもこの問題が発生することを確認しています。

なお、今回この問題を記事にしようとしていた矢先、Googleから3月10日週ごろからオーナー確認が再度必要になるバグについて解決されたというアナウンスが出てきましたが、このアナウンスはカテゴリー変更を原因にしたものに限らない事象についてのアナウンスだと理解しています。

(翻訳文)
【既知の問題】再確認(Reverification)バグの解消について

先週、一部のアカウントで再確認プロセスが急増する問題が発生していました。チームはこの問題の根本原因を特定し、本日早い段階で修正を実施しました。この修正はすでに完全に反映されています。

このバグにより再確認が必要となった多数のリスティングについては、すでに再確認が完了していることを確認しています。

過去1週間以内にリスティングが再確認状態になり、それがまだ解消されていない場合は、サポートまで連絡の上、対象のプロフィール一覧をご提供ください。調査のうえ対応します。

なお、Googleはこの問題はすでに解決済みであるとしていますが、今回記事で取り上げているお店に関連するカテゴリー変更を原因としてオーナー再確認が必要になる問題は、手元のケースでは依然として発生しているようです。

対処法はあるのか?

現時点での対処法は残念ながらありません。オーナー再確認を厭わない場合、メインカテゴリーの変更、サブカテゴリーの追加を行っても問題ありませんが、オーナー確認がすぐには実施出来ない場合は、現時点ではカテゴリーの変更を行わないのも1つの手です。

一括確認済みアカウント・GBP API経由でも問題が発生する場合がある

カテゴリー変更を原因としてオーナー再確認が必要になる問題は、個別管理のアカウントに限った話ではありません。数百店舗を超えるチェーン店の一括確認済みのアカウントや、GBP APIに接続した店舗のGBP API経由操作であっても、お店に関連するメインカテゴリーの設定、お店に関連するサブカテゴリーの追加を行った際にオーナー確認が再度必要になってしまう挙動が発生する場合があります。

特殊な権限である一括確認済みアカウントの場合、Googleに対して様々な形でGoogleアカウントを該当の企業やブランドが管理している事の証明、個別のビジネスプロフィールの存在証明を行っているわけですが、それでもカテゴリー操作を起因としてオーナー確認が再度必要になってしまうわけですので非常に厄介な問題です。

なお、カテゴリー変更のみを行った同一チェーンの店舗で何の問題も起きずにカテゴリーの設定が完了するお店も存在するため、毎回必ずこの問題が発生するわけではないのですが、一括操作で複数店舗のカテゴリーを変更する際は、特に注意が必要でしょう。

※オーナー再確認が必要な挙動になった場合、場合によってはすぐに解消出来ることもありますが、100%の保証がない方法のため記事内では紹介しません。

※カテゴリー変更を原因としてオーナー再確認が必要になりサポートに問い合わせを行うと、問題発生の具体的な理由は教えてもらえず、「表示されている方法でオーナー確認を行ってください。」と案内を受ける形になります。

2. お店に関連しないカテゴリーを設定してこの問題が発生するケース

一方で結構ありがちなのが、お店に関連しないカテゴリーを設定してしまったことが原因で、オーナー確認が再度必要になってしまうケースです。

なお、この挙動についてはGoogleビジネスプロフィールのヘルプにもオーナー確認が再度発生する可能性について言及されています。本業とは関連しないカテゴリをメインカテゴリーに設定したり、ほとんど注文は出ないが扱っていることを知らせるためにサブカテゴリーに設定したり、予約など特定のビジネスプロフィールの機能を利用したいがためにサブカテゴリーを設定することはおすすめしません。

なお、飲食店の中でも居酒屋の場合、カテゴリーが幅広になってしまうことは現実的にあり得るとは思いますが、あくまでもビジネスプロフィールのカテゴリー設定においては、特定の部門やサービスについての設定は可能な限り少なく設定するようにと記載されています。

メインカテゴリーが居酒屋であるのに、メニューにあるからといって寿司、天ぷら、カレーをサブカテゴリーに設定するのは、実際の注文比率等も考える必要がありますが、若干危険度合いが高い設定と言えます。 

Googleが考えるお店に関連する/しないの判断基準はどこにある?

Googleビジネスプロフィールのカテゴリー設定において、画面上に「このカテゴリーは設定出来ません」など案内が出ればわかりやすいのですが、ビジネスプロフィールはそうした親切な設計にはなっていません。そのため、どのカテゴリーを設定出来るか出来ないかの判断には、ある程度の運用経験が必要になってきます。

運用経験が浅いビジネスオーナーであっても、Googleがどこを参照していそうかの勘所としての判断基準に使えるものとしては、公式ウェブサイト、そしてクチコミの中で言及があるカテゴリーか否か?でしょう。

公式ウェブサイト上にクロール出来る形で設定しようとしているカテゴリーの情報が掲載されていること、クチコミの中で該当のカテゴリーについて複数回、詳細に言及されていることは、カテゴリー名称とビジネスプロフィールの紐づけを強化すると言えます。

なお、1. お店に関連するカテゴリーを設定してこの問題が発生するケースでも解説したように、ウェブサイトやクチコミで言及があり、本業と近い位置にあるカテゴリーをサブカテゴリーに設定した場合でも、オーナー確認が再度必要になるケースがあります。

ビジネスオーナー側は言及の方法、量、実態を考えてもサブカテゴリーに設定することが問題ないと考えていても、Google側がその企業やブランドに対して持っている情報量や質によっては、お店に関連しないカテゴリーを設定したと判断される可能性もあるため、ビジネスオーナー側の認識とGoogle側の認識が揃っていないことが、オーナー確認が再度必要になる根本的な理由と考えられます。

ガイドラインに沿ったビジネスプロフィールのカテゴリー変更に関して不安を煽るわけではないのですが、ビジネスプロフィールのカテゴリー変更や追加を行う場合、お店に関連していようといまいと、オーナー確認が再度必要になるリスクが一定あることは理解した上で設定することをおすすめします。

投稿者 moto-local

株式会社mov所属/観光庁DMO外部専門人材(Google Maps活用での誘客、周遊促進サポート)/Googleビジネスプロフィール ゴールドプロダクトエキスパート/観光地である伊豆出身なこともあり、観光地の消費額増大、地域活性化に貢献したいと思っています。/Googleビジネスプロフィール ヘルプコミュニティ(https://support.google.com/business/community?hl=ja)にてボランティアで回答中。