Googleは11月4日発表の新機能リリースについて書かれた記事において、Googleマップに関するいくつかのアップデートを発表していました。その中で【GoogleマップとGeminiの連携】【経由地を追加】【建物と入口の強調表示】【イマーシブビューのアップデート】が紹介されていました。
本日(2024/12/13)日本の筆者環境において【経由地を追加】の機能が確認出来ましたので紹介します。(なお、執筆時点ではAndroidでのみ確認出来ていましたが、記事追記時にはiOSでも確認出来るようになっていました。本記事ではメイン画像はすべてAndroid環境のものです。)
そもそも経由地を追加とは?
Googleマップで目的地までのルート検索を行う時、今までもメニューから経由地を追加する事が出来ました。しかし、ルート検索をする場面において、出発地と目的地の間にある立ち寄りたい場所が明確に決まっている場合は少なく、今までの【経由地を追加】の場合、明確に立ち寄る場所が決まっている場合において便利な機能と言えました。
目的地を決めた後に直感的に「経由地を追加」出来る
今回追加された【経由地を追加】は、目的地へのナビ開始前に【経由地を追加】が表示されており、現在地から目的地の間に立ち寄る経由地を、探しながら入力出来るため、よりストレスのないアクションで追加することが出来るようになっています。
今回のアップデートで、目的地を決めてナビを開始する前に【経由地を追加】が出来るようになったので、目的地までの道中に立ち寄りたい様々なスポットの登録が容易になりました。
【経由地を追加】をクリックすると経路に経由地を追加するための画面が表示され、ガソリンスタンド、レストランなどをすぐに選択出来るほか、経路沿いの検索バーも表示されます。さらにその下には観光スポット、人気のレストラン、ファーストフードが表示され、検索をせずとも人気の施設を選ぶことが出来るようになります。なお、この3カテゴリーしか現在では表示されておらず、この部分の表示アルゴリズムは不明です。
例としてガソリンスタンドをアイコンのボタンからクリックすると、経路沿いと思われるガソリンスタンドが表示され、【経由地を追加】をクリックすると、ルート検索の中の経由地として追加が行われます。
なお、【経由地を追加】の後に表示される検索窓からレストランを検索すると上記の表示となり、お店の選択から経由地の追加は、マップ上に表示されるお店のピンをクリックし、お店のナレッジパネルから【経由地を追加】をクリックすることでも可能です。
なお、複数の【経由地を追加】を行った場合、上記の表示となり、立ち寄りスポットごとにA、B、C などアルファベットが割り振られます。
当然ながら目的地と同様に追加した経由地は、Googleマップアプリの上部内でドラッグ&ドロップすることで並び替えが可能ですが、これは以前から実装されていた機能です。
車以外の徒歩、自転車でも経由地を追加出来る
なお、徒歩や自転車でも同様に【経由地を追加】することが可能ですので、車での移動以外でも、移動しながら目的地までの道筋に「どこにするか決めてはいないが、本屋に立ち寄りたい」などの際に役立ちそうな機能と言えます。
車でのルート検索以外の徒歩、自転車の場合は経路沿いの場所を検索するパネルは少し表示の方法が異なっています。なお「…」メニューをクリックすると、車でのルート検索では表示されなかった食料品などが追加されています。
電車、タクシーでは経由地の追加は出来ない
当たり前と言えばそうですが、経由地に立ち寄ることが想定されていない電車、タクシーでの移動を選択した場合、【経由地を追加】は表示されません。
iOSは表示が少し異なる
iOSで操作した場合、【経由地を追加】するための画面は少し異なっており、よりわかりやすいブロックで区切られた形でガソリンスタンドなどが表示される他、追加時の文言も追加とシンプルになっています。
立ち寄るスポットを決めていなくても使えるのが便利
今回実装された【経由地を追加】機能ですが、既存の【経由地を追加】機能が強化された機能だと言えます。冒頭に記載した通り、機能自体は存在していたものの、今回の機能追加で立ち寄りスポットを決定していなくても、探しながら【経由地を追加】出来るようになりました。
旅行先まで走り出してしまったけどガソリンが足りなさそうな時、途中でコンビニでトレイ休憩が急遽必要。そんな時に非常に嬉しい機能です。行楽シーズンにはこの機能追加の恩恵を大いに感じることが出来そうです。
【GoogleマップとGeminiの連携】【建物と入口の強調表示】【イマーシブビューのアップデート】も実装確認と操作を行ってみた後に、紹介出来そうであれば紹介したいと思います。