Googleビジネスプロフィールでオーナー確認を行うと、営業時間の編集が出来るようになります。さらに営業時間には他の営業時間を追加という項目があり、テイクアウトの営業時間、ランチの営業時間、ドライブスルーの営業時間、注文可能時間(ラストオーダー)など、通常の営業時間以外の営業時間を設定可能です。
宗教関連の営業時間が追加された
今朝(2024/12/04)何気なしにGoogleビジネスプロフィールを開いたところ、複数の宗教関連の営業時間が追加されていました。
追加されたと思われる営業時間
- サバト
- ジュムア
- ミサ
- 告解
- 礼拝
- 礼拝
- 礼拝
となっており、日本語で表示すると、全く何が何やらわかりません。
英語で表示するとこのような状況になっていますが、やはり日本人からすると馴染のない単語のため、何が何やらわかりません。そこで各営業時間に日本語を当てはめてみました。
- サバト Sabbath(主にユダヤ教やキリスト教、さらに一部の宗教で使われる用語で、「休息」や「神聖な日」を意味する)
- ジュムア Jummah(イスラム教において特別な金曜日の礼拝を指す言葉)
- ミサ Mass(キリスト教、特にカトリック教会や正教会の中で行われる礼拝)
- 告解 Confession(キリスト教、特にカトリック教会や正教会で行われる儀式の一つ)
- 礼拝 Adoration(神や聖なる存在に対する特別な敬意や愛を表現する行為)
- 礼拝 Worship service(信仰共同体が集まり、神を賛美し、祈り、聖書の学びを行う儀式)
- 礼拝 Prayer(神や聖なる存在に向かって個人的に、または集団で話しかける行為)
サバト、ジュムアはユダヤ教徒、イスラム教徒向けの設定のようですが、キリスト教徒向けに存在していると思われる礼拝は英語では表現が異なりますが、日本語では十把一絡げに礼拝となっています。こうした日本語への翻訳が適当である事例はGoogleマップ、Googleビジネスプロフィールにおいては枚挙にいとまがありませんので、例によってフィードバックを送っておきます。(皆さんも是非フィードバックを。。)
なお、入店可能時間はAccess、注文可能時間はKitchenと英語では表現されますが、日本人にはAccessはともかく、Kitchenはピンと来ませんね。
宗教関連の営業時間が増えたが、日本では使い道がなさそう
Googleはそもそもアメリカの会社であり、Googleビジネスプロフィールも英語圏の人達が基本的に機能開発をリードしているはずで、様々な宗教や人種に配慮した機能も存在します。そのため、日本人、日本環境で考えると意味不明な属性があったり、読解に苦労するガイドラインも存在します。今回は営業時間に複数の宗教関連の営業時間が増えたわけですが、日本のお店においては使い道がないと言えそうです。
ちなみに知り合いのお店の許諾を得て、今回増えた宗教関連の営業時間の中で1つを設定してみましたが、編集画面内で保存は成功したものの、Google検索、Googleマップでお店を表示した際は表示されず、さらにGoogleビジネスプロフィールマネージャーからcsvで店舗情報をダウンロードしても、これらの営業時間はダウンロードされませんでした。
日本においてはあまり使い道がなく、設定してもフロントに反映されない?となると、いよいよ使い道が不明ですが、そのうち反映されるようになるのかもしれません。